ムービー、写真撮影機材のプロ機材ドットコムは背景紙からストロボLED照明など撮影に関わる機材を販売、レンタルする専門店です。機材購入をお得に。

送料日本全国一律1,000円 税別3万円以上送料無料


■2015年1月5日(月)~2月1日(日)
■JCIIフォトサロン 
102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階 
TEL:(03)3261-0300
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料:無料


記念すべき第1回は広告写真界の巨匠「白鳥 真太郎 」氏の作品展「貌」です。

白鳥氏は長野県松本市生まれ。
資生堂、博報堂の写真部を経て、フリーランスとなり、20代の頃から現在に至るまで広告写真家として、様々なジャンルの広告を手がけ、時代に左右されない普遍的な撮影センスで数多くの賞を受賞されています。
現在は、日本広告写真家協会(APA)の会長も務めながら、フリーランスの写真家として広告、ARTの最前線で活躍されています。

本展は、1999年に出版された写真集『貌 KAO 白鳥写真館』より、日本や世界を代表する俳優の方々をはじめ、ミュージシャンやスポーツ選手、芸術家等、各分野で活躍している著名人120人のポートレートを展示。
ほとんどの作品はカラーポジ(一部ネガ)のオリジナルを自身でスキャン、モノクロインクジェットプリントとして120点が展示されています。

多数の来場者で賑わったオープニングパーティーの1月7日、インタビューを交えてこの写真展の神髄、作品への姿勢、今後の展開等をお聞きしました。


「君とはずっと繋がりを持っていたいから」

Qご実家が100年以上の歴史を刻んできた「白鳥写真館」なのになぜ4代目を継がないで広告写真家として歩まれたのですか?

白鳥父親がおおらかな人で好きな道に行かせたかったようです。父も元々は野球選手を目指していたのですが、祖父から後を継ぎ、息子には同じ思いを抱かせたくなかったのでしょうね。
たまたま実家の隣が資生堂のお店で、高校生の時、横須賀功光さんが撮影されたポスターとかを見てるうちに広告も面白いなと。
父親に相談したらそれはいいということだったのですが、進学校だったので国立の千葉大写真工学科へすすみました。
学校ではフィルムをつくったり、レンズを設計したりと、やりたいことと違うぞと感じながらも卒業し、資生堂にアシスタントとして入りました。
その後APAの入選や入賞をとったことで、当時の課長さんから「君とはずっと繋がりを持っていたいから」と博報堂を紹介され88年まで勤めました。
翌平成元年からフリーとなり現在に至る訳です。


撮影する上では、制作者のひとりという想いで対峙しています。

Qラフォーレやとしまえん、高級車から昆布、はたまた禁煙軍団まで、時代の最先端のビジュアルを増産されてきました。
これほど多彩な被写体と対峙されている写真家は世界的にも珍しい(失礼)と思いますが、撮影のときは何を一番大切にされていますか?

白鳥様々な被写体を撮ってきましたが、これほど多彩なのは自分でも珍しいと思います。(笑)
広告代理店にいた事で、広告の仕組みやテイスト、時代が何を求めているかがわかります。
広告写真はディレクター等みんなとの共同作業ですので、優秀なクリエーターと組むと良い作品が生まれますね。
撮影する上では、制作者のひとりという想いで対峙しています。
技術とセンスが試されると同時に豊かな発想力が必要です。
広告はクールなビジネスとして社会を分析しつつ、ポートレート(今回の作品)は写真家として自分のトーンを前面に出しています。


私も含めた団塊の世代の方々を応援する本にしようとして撮影しています。

Q今回の写真展は15年前に出版された写真集の復刻展で、今進行しているプロジェクトの原点とか。写真展の最後に展示されていた「北野 武」さんの写真には「to be continued」と書かれていましたが、この作品はこれからどう変貌していくのでしょうか?

白鳥私も含めた団塊の世代というのは実に頑張っている人々が多いんですね。
もちろんこの世代より上の方のたくさん撮っていますが、そういう方々を応援する本にしようとして撮影しています。
今進行しているプロジェクトは「白鳥写真館 貌2 これから、、、」ということになる予定ですが、コピーライターがインタビューしたコメントを写真に入れて制作していきます。
自分も含めての応援本です。乞うご期待ください!



白鳥会長にお会いするのは2回目です。
オープニングパーティー前のお忙しいところにお時間いただきました。
80~90年代、広告が最も元気だった頃の憧れの写真家に初インタビューで少々しどろもどろでしたが、氏の穏やかな人柄に救われました。

オリジナル作品をじっくり拝見し、15年以上前の作品なのに古さを感じないんですね。もちろん最近お会いした人の写真は若いなと思う方もいらっしゃったのですが、被写体の皆さんが旬な時期に撮影されているので、そのイメージが実に定着されています。
改めて写真のチカラ、撮り手のセンスを感じさせる作品群でした。

またこの手の著名人の写真を発表するのは権利関係が複雑で大変なんですね。
よくもまあこれだけの大物が許諾したなあというのも、写真家のチカラのうちですなあ。
まあここだけの話、これはマネージャーの稲葉さんのチカラで白鳥会長は関係ないか?って。

さりげなくセンスの良いポケットチーフが広告写真家の証でした。
2月1日まで。15年前を思い起こして是非お出かけください。

chano