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■2015年1月13日(火)~2月1日(日)
■ギャラリーJy 
東京都港区北青山2-12-23 Uビル1F
TEL:03-3479-6422
開館時間:12:00~19:00(土・日・祝日は18:00まで 最終日は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
入館料:無料

第2回目は、異色の猫写真家「上野昌子」氏のCAT THEATER vol.15です。

上野さんは東京芸大卒業後、演劇の裏方さんとして海外や地方の公演に同行する経験もされてきました。その後学生時代に学んだ写真を思い出し、写真家として活動を開始。
舞踏写真やコンテンポラリーダンスの撮影をされる一方、このCAT THEATERを制作されており、今年は15回目。
毎年1月に開催されており、展覧会の初日にお伺いしました。

食べ物で釣っても効果がないんです。

Q今年で15回目、モデルの猫も2代目とお伺いしましたが。

上野3年前の写真展の搬入日に長くモデルを務めた初代が亡くなりましたが、その後子猫を貰い受ける機会があり、それからずっと一緒に制作しています。
なにしろ生き物なので、撮るか撮らないかのうちに逃げるときもあります。
苦労してつくったステージの何処が気に入らないのかと思う事もあり、食べ物で釣ったりしようとしましたが、あまり効果がないので、お互い気長に撮影しています。だいたい数日から1週間程かけて1枚を創り上げます。

自宅の窓の明かりだけで撮っています。


Qヨーロッパの劇場の隅っこを思わせる雰囲気ですね。

上野劇場の小型版のようなステージはすべて手作りです。例えば、壁の背景は一旦壁の写真を撮影し、それをコンビニのコピー機で引伸した後張り合わせています。
安物のコピーなので、鉛筆で書き加えたりしながら絵画的なイメージのフレームを創ります。スタジオは自宅の和室縁側、1帖ぐらいのスペースで撮っています。
基本的にライティングは自然光のみ。よほど暗くなると別ですが、窓からの明かりが基本です。

今年はりんごと猫です。

Q今年で15回目ですが、これからこのシリーズはどのように展開されますか。

上野今年は全ての作品にりんごが入っています。なぜリンゴなのかは明確ではないのですが、前回何点かリンゴを入れて撮ったのがあって、これも面白いかなと。

リンゴというモチーフは前回から登場していましたが、今年は全ての作品にリンゴを入れてみようと思ったのです。人類の智慧の実、ニュートンのリンゴ、リンゴは古くから私達の身近にある果物で、いろんなイメージがありますが、猫と同様に私はあの形が好きなんです。猫とリンゴのささやかな空間から、小さな宇宙と呼べる世界を生み出せたらなあ、と。

今後はそういうクラシック音楽を感じさせるような小宇宙を表現したいですね。作品を全て見終わるとクラシック音楽を聞き終わったような世界感ですね。

Cnano's impressions.

何かめぼしい写真展はないかと物色していたところ、この猫の写真が目に入りました。
さほど猫が好きという訳ではありませんでしたが、欧州の少し暗い感じと、今 道子さんの作品を思い起こさせる作風が、小さな案内写真から読み取れました。

約20点の作品は、アナログのモノクロプリントで、全て35mmで撮影されているとの事。デジタルでは味わえない「時間経過を感じさせる」作品でした。

初めて入った「ギャラリーJy」は、外苑前駅から1~2分、静かな住宅街の中にあります。
展示作品やオリジナルプリントのポストカード(な、なんと¥300!)も販売されており、こじんまりと、ちょうど猫がくつろぐのに最適なスペースでした。
2月1日まで。猫派も犬派の方も是非お出かけください。

chano