この「デジタル写真術」は、面倒な理論や解説を極力排除、最も単純、合理的にステップアップできる「ポイント」だけを網羅していきます。撮影中の「困った!」「どうして?」という素朴な疑問に、素早く効く答えを準備していきます。まずは順を追ってお届けする「解決策」をご確認ください。なんだ、そんな事か!と目からウロコの「処方箋」が初めてここに明かされます。
前回は「ストロボ」の魅力について記しましたが、今回は定常光の中の「タングステン」について考えます。
「ストロボ、定常光」も含めて「最高の光源」はなんといっても「太陽」です。
その太陽に近づくべく、照明機材も進化を続けてきています。
かつては「タングステン」が主力でした。
今でも映画やCMの現場で使われることもありますが、熱を持つ事、ランニングコストが高い事、
大きい事等、様々な理由で現代社会に対応できにくい機材のひとつとして絶滅危惧種になりつつあります。
個人的には冬場の撮影等は暖かく好きなんですが、最近は現場でもあまり見かけません。
似たような感じで「HMI」のフレネルスポットはあちこちで活躍していますが、「タングステン」は赤外線を発するので、デジタルの受光素子と相性が悪いことから出番も少なくなっています。
しかし「タングステン」が元祖照明であることは間違いありません。
パリの超有名スタジオ「Studio Harcourt Paris」では、今もタングステンだけで昔ながらのポートレートを撮影しています。
小型のフレネルスポットを多数用い、まるで映画の1コマのようなライティングを創り上げます。
http://www.studio-harcourt.eu/ja/
私はアルクールでその普遍的なライティングを学んだ経験がありますが、1灯1灯絵の具を塗り重ねるようなライティングは本当に芸術の域で、パリという場所と「タングステン」ライトという機材があったからこそ生まれた「PHOTOGRAPH」だと考えています。
今では「タングステンライト」を入手すること自体が難しくなってきました。
しかし「タングステン」でしか撮れない被写体がある以上、プロ機材ドットコムはそれらを供給していくことにしました。
近日、150w,300w,650w,1000w,2000wのフレネルスポットライトを販売いたします。
是非ご期待ください。
